インテリジェンス読書術―年3000冊読破する私の方法

副題は「年3000冊読破する私の方法」です。
キラーリーディングの中島さんから、「知的生産のための読書術」
を説いたインテリジェンス読書術が出ました。とはいえ少々乗り
遅れ感もあります。職場で人に貸してたら要求するまで返って
こなかったのでした。
さて、本書は「年3000冊読破」とか「本は1ページ目から読むな」
とか気になる言葉が一杯です。「さすがに年3000冊はねーだろ」と
突っ込みを入れながら読んだのですが、この姿勢がイイ!ということを
まさに本書は説いているのでした。
今日もクリック感謝です

目 次
- 速読教室の落ちこぼれが年三〇〇〇冊!?
- 本は一ページ目から読むな
- 知的生産リーディングのすすめ
- 「その他大勢」から抜け出す情報活用術
- 一冊との出会いが人生を変える
概要と感想
■読書教室の落ちこぼれ
中島さんは誰とは言いませんが、有名な方の速読教室へ行った
そうなんです。結果は効果ゼロ!
効果ゼロってのも珍しいですが、そこで悟ったそうです。
「この速読は性に合わない」と。
通常、速読教室の目的は「速く読む」「記憶する」の2点。
それに対して、中島さんの読書の目的は「仕事に活かす」こと。
そのため、速読の技法を使っていても、読んでいる最中に
色々と考えながら読むことが大切!とわかったのだそうです。
そんな中島さんは、年3000冊読む方法として以下の3つを
すすめています。
●即読(すぐ読む)
●追読(その人を追跡して読む)
●縁読(ご縁で読む=本で紹介された本を読む)
ちなみに、中島さんが本書で薦めている本は
ローマ人物語―ゲスタ・ローマノールム

最新約コピーバイブル

インテリジェンス人間論

道は開ける 新装版

この機会に「縁読」などいかが?
■中島流 速読の3つのポイント!
●速読
当たり前ですね(汗)読む時間を決めるだけで早くなります。
●多読
活字に目と脳を慣れさせる効果があります。もちろん知識も
増えるので、「これ知ってる」というところは自然にターボ がかかります
●省読
不要なところは読まない。目的意識を持つことや知ってるところは
省くなどがあります。さらに文章では大事な内容の八割は後半に集中
しているとのことで、内容の濃淡にも気をつけることが肝心
■知的生産のための4つのステップ
●考える
他人ごとで読んでも無意味。「自分ならどうする?」を考えること
喧嘩読書(突っ込みを入れながら読む)
●まとめる(自分なりに)
●メモる
付箋紙を貼る⇒あとでそこだけ読みかえす
(どっかで聞いたような?)
●保存する
ポイントをPCに入力(レバレッジメモっぽいです)
音声入力やスキャナー、デジカメ、ICレコーダーなどなんでも活用
(このへんは勝間さんと共通してらっしゃいます)
さらに、PCに保存する時はカテゴリー分けしないそうです。
情報をクロスオーバーさせると、ひらめきが生まれやすくなります。
速読や読書関係の本は多数紹介してきましたが、ここにまた1冊っす。
年間で3000冊も読むということですが、やはり精読型ではない
ようです。あらゆる機器を使ってでも、読んだ情報を活かすための
工夫をされているのは、もはや脱帽。
携帯でも本を読むのを勧められているあたり、時代の変化への対応も
万全といった感じでしょう。僕もmixiは携帯がメインですが、携帯の
画面上でも高速でスクロールさせながら速読できたりするのは便利ですよ。
このあたり、純粋なフォトリーディングとは違うんですが、目が活字に
馴れている、というのはこういう時に実感しますね。
さて、本書はいろいろな本で書かれた方法のハイブリットともいえる
読書法ともいえるもの。本を読む目的を明確にしてくれる1冊です。
速読術を使いこなしている人には不要かもしれませんが、速読したいけど
目的が不明確な方にオススメしたいですね。
インテリジェンス読書術―年3000冊読破する私の方法 (講談社+α新書 317-2C)
中島 孝志






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関連本
■本書でいうところの「追読」できそうな本をピックアップしてみました。
キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)

このすごい思考術を盗もう!―最強の「地頭力」をつくるオモシロ講義

ツキを呼ぶ!技術 (廣済堂文庫 ナ 13-2)

もうちょっと仕事が好きになるだけで成功できる

上司は部下を育てるな!

■当ブログで紹介させていただいた本で関連のありそうなものはこちら
●最強の読書術 週刊東洋経済
●速読のために最も重要なこと
●本は10冊同時に読め

紹介記事 ⇒ 本は10冊同時に読め!@成毛 眞
●レバレッジ・リーディング
<レバレッジ・リーディング

紹介記事 ⇒ レバレッジ・リーディング@本田直之
●速読勉強術
速読勉強術―限られた時間で差をつける!

紹介記事 ⇒ 速読勉強術@宇都出雅巳
●王様の速読術
王様の速読術

紹介記事 ⇒ 王様は忙しい●王様の速読術
●情報をクロスオーバーさせる、というのはこの本に非常に近いです。
<嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書 3)

紹介記事 ⇒ 嶋浩一郎のアイデアのつくり方
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本田健ウォッチャーはすぐに買うのだ。
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