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【進化を促す1冊】読書進化論 勝間 和代

 この秋の勝間本の最後の1冊、それが「読書進化論」。
副題は「人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか」
と付けられており、これまでウェブの活用方法を多く説いて
きた勝間さんならではの「読書論」が展開されています。

読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか
読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)

それに加えて、本に関わる人たちの変化を「進化」という
形で示してくれています。本書のメッセージの中核は、まさに
この「進化」にあると思います。本書に触れた方々の何らかの
進化を促す種がつまった1冊です。


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目次


 はじめに
 勝間和代著作一覧
 序章 成功や自由は、読書で手に入れる
 第一章  人を進化させる読書がある
 第二章 進化している「読む」技術
 第三章 「書く」人も進化する
 第四章「売る」仕組みを進化させる
 私を進化させた20人の著者
 巻末資料
 おわりに

概要と感想



 本書の副題にもあるように、本とウェブの関係が本書の
 第一のコンテンツです。まずはここから見てていきます。

 ・ネットと本の共通点
  ネットも本も、書き手のコンテンツが詰ったもの
  保存形態が異なるだけ

 ・本が優れている点
  市場原理が働き、質による淘汰が行われる
  第三者による編集によりキレイに整頓されている
  (読みやすいフォント、読みやすいフォーマット)
  ネットは玉石混合の具材、本は定食、良質な本はコース料理

 ここまでは、これまでの読書術の本でも語られた内容で
 あったと思います。本書がイケてるのはここから。

  本は自分を表現し、流通させるメディアとして、ウェブより
  もはるかにフォーマットが安定している

  本というものは、「著者が書店を通じて自分の名刺を配って
  いる」イメージに近い

 では、本が絶対優位か?

  ウェブ検索と読書は相互補完的なもの。コンテンツ獲得の主
  は本。ただし、時間効率を考えると本はあまり効果的では
  ないため、ウェブを補完的に使うようにしています。

 概ねこのあたりまでが、本とウェブの関係性の内容。
 勝間さんはネットサーフィンと書店サーフィンでは、後者の
 ほうが効率良く良質のコンテンツに出会えるとしています。
 本書では、随所に「書店ぶらぶら歩き」が紹介され、勝間
 さんご自身が足しげく書店に通っているんだな、ということが
 伺えます。

 僕もそうですし、書評ブログを書いていらっしゃる方の多くが
 書店に良く足を運ぶそうです。僕はコンテンツ獲得効率を考え
 て書店に行っているわけではありませんが、本の質感や、匂い
 目次や前書きなどを読んだりできるのは書店の良いところです。
 そして、なにより本に触れられるのが嬉しいことです。

 買おうと決めている本であれば、アマゾンでさっさと買ってし
 まうのですが、本との出合いという側面においては、やはり実物
 を目の前にしてから決断するということが僕にとってとても大事
 なのだということを再確認させてくれました。


次は、本を読むこと、書くことへと展開するのですが、僕にとって
は読むことは実践中なので書くことをメインに読みました。

なぜ、本を書くことを薦めるのか?

  広く深く世の中に向けて何かを発信したいと思っているなら、
  現在の技術要件とビジネスモデル下では「本」を書くのが、
  一番リーズナブルで、手っ取り早い手段

というのが勝間さんの答え。そして、何が自分の尖がった
コンテンツなのかを見極めるにはどうしたら良いか?という
ところでひっかかると思うのですが、その答えとしては

  自分の経験が他人に比べて、何がいいかは分からないので、
  アウトプットして、フィードバックというループが必要

ということとしています。そして、そのための場として「ブログ」
をオススメなのだそうです。ただブログを書くといっても読んで
もらえる文章とするためには、それなりの工夫や技術がになります。

で、勝間さんが考える良いブログ・メールの文章の条件とは?

  ・最初の2 3行に相手の心を捉える文章がある
  ・そのあとに伝えたい内容がある
  ・最後に相手にどういうアクションをして欲しいのかのガイドがある

というもの。これを自分のメールやブログに当てはめて考えた時
にまだまだだなぁ、というのが正直なところです。特に、最初の
2、3行にという部分はいきなり弱いのが事実なので、今後の改
善点としたいと思います。ブログに関して言えば、SEOとか考
えだすとキリがないのですが、コンテンツの充実に力を入れてい
くことに注力したいと思います。


僕の場合には、こうしてブログで書くこと以外に、仕事としても
ウェブや、メールでの情報発信も行なっています。これらは仕事
として1年以上継続的に行なってきていますが、僕個人としてで
はなく、組織の都合などで文章を書いてきました。この1年で心
底思ったのは、自分以外のものとして文章を書くということが
どれだけ難しいか、ということです。

読みやすいとか、伝わる文章とか、テクニック的にはいろいろと
あると思いますが、根本的に必要なのは伝えたい内容があること
と、伝えたいという想いが根本にあることだと思います。それが
なければ、どんなことでも続けることは難しいでしょう。

本を読むということを続けていけばインプットしたもの、それに
伴って経験したことが積み重なり、発信したい!というものが自
然に熟成される、ということがあるのではないでしょうか?

本書はまさに、自分のメッセージを発するための入口である読書
と出口である、文章を書くということ、そしてそれを広めるため
のマーケティングについて、勝間さんの集大成ということができ
ると思います。

願わくば、1年で150万部と達成した時の、ご自身ではなく
周りの変化、例えばご家族への影響がどうなのか?という点が
聞ければ僕個人としては嬉しかったのですが、それは書籍で語る
内容ではないのかもしれませんね。



本書は2008年11月までにウェブとの連動企画があります。
題して、「勝間和代と読書の未来を語ろうキャンペーン」。

勝間さんのブログ:勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ)へ
感想をトラックバックしたり、amazonやmixiでレビューを書く
ことで、参加できます。このキャンペーンで大賞を取れば、本書
の増刷版であなたの感想が載るかもしれません。

本書にも書かれていますが、本は読んだだけではダメなのです。
学んだことを生活や仕事の中で活かしていきましょう。その第
1歩を勝間さんがこのキャンペーンとして用意してくれていますよ。

あなたの進化の第一章を自らの手で開いてみましょう。

読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか
勝間 和代

読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)
勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan 史上最強の人生戦略マニュアル ビジネスマンのための「読書力」養成講座 弾言 成功する人生とバランスシートの使い方 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
by G-Tools


関連本



■このブログで紹介した読書術関連本

 いつも目標達成している人の読書術 丸山 純孝

 フォーカス・リーディング

 ビジネスマンのための「読書力」養成講座

 インテリジェンス読書術

 最強の読書術 週刊東洋経済

 本は10冊同時に読め!@成毛 眞

 王様の速読術

 レバレッジ・リーディング


ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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この記事へのコメント
昨日、この著書の講演会に行ってきました(^。^)y-.。o○
本当に様々なことを活動されていて、私たちみたいな
読書家には、本当にありがたいって感じます。
著者との交流って楽しいですし
得るものも多いですからね。

これから『読書進化論』読んでみます(^_-)-☆
Posted by ゴリクン。 at 2008年10月07日 07:16
ゴリクンさん、こんにちは。

勝間さんの講演会、いかがでしたか?
僕はまだ行ったことがないので羨ましい
限りです。著者の方との交流は確かに
楽しいですよね。あー暇が欲しい(汗)
Posted by LuckyUS at 2008年10月07日 18:53
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