【心で見ると世界が変わる】心眼力　野口嘉則：フォトリーディング@Luckyになる読書道

【心で見ると世界が変わる】心眼力　野口嘉則

　ベストセラー『鏡の法則』の野口さんから、今年２冊目となる新刊が
発売されました。入院中に読ませていただいたのですが、身体が自由で
ない時ほど、まさに心眼をもって生きることが大切だなと、感覚的に
ピン！ときました。

心眼力 -柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付)

今、自分の目に見えることだけに囚われずに生きる生き方に興味を持って
いる方にオススメしたい１冊です。野口さんが直接語りかけるＣＤ（しか
も５０分くらいありますよ）も付いての1,680円というお手ごろ価格も
オススメ理由の１つです。

今日もクリック感謝です

感想

今回は概要まとめは無しで、直球勝負でいきます。

この本を読んで、見えることにまどわされずに、心眼で見たら良いと
思う対象が２つ浮かびました。

★心眼で見るもの＝自分自身

　野口さん曰く「僕たちは一人一人が素晴らしい存在」です。

だた、自分自身が素晴らしい存在であると心から感じている人は
あまりいないのではないでしょうか。特に謙譲の精神がＤＮＡに
深く刻み込まれている日本人は、自分を素晴らしいと思うことも、
人から褒められても素直にそれを受け取ることも難しいと感じる
ことが多いと思います。

それは、これまでの自分のあり方や、振る舞いなどに後悔したり
して、こんな自分ではダメだ、と思っているからではないでしょ
うか？今のままの、ありのままの自分が素晴らしいとは思えない
と感じてしまうのでしょう。

本書では、過去の自分を解放することについても書かれています
が、過去の自分の言動や他人の言動が許せなかったりすることは
その分のエネルギーを封じこめるのに、潜在意識を常に使ってし
まっているのだと思います。

例えば、潜在意識の最大容量が３０００ccだとしましょう。
過去の許せないことへの怒りや悲しみ、それを封印するために、
どんな時でも１５００cc分の容量を使ってしまっているとしたら
普段どんなに頑張っても１５００cc分しか潜在意識を使うことが
できないことになりますね。どうやっても自分の能力を１００％
使うことができません。

そんな状態では、自分のことを素晴らしいとは思えないのも当然
なのかもしれません。もし、そのことを許して、等身大に今の自
分や過去の自分を見ることができれば、その分だけ潜在意識を
フルに活用することができるでしょう。

そうすれば、野口さんや勝間さんのように日々成功体験を積んで
自分自身を受け入れ、自分を素晴らしい存在だと徐々に感じられ
るようになるのではないでしょうか。

そのために、本書や、付属のＣＤを活用していくというのは、
オススメの方法の１つですよ。

★心眼で見るもの＝周りの人

もし、自分自身を素晴らしい存在として受け入れることが出来れ
ば、周りの人たちも、自分と同じように素晴らしい存在として
扱うことができるようになるかもしれませんね。

本書にある、「梅の花」の話は、私たちが本当は争う必要がない
のに、目の前のことだけに囚われてお互いに競争したり、争った
りしてしまっていることに気付かされます。

「鏡の法則」は、信じていることが目の前に現れる、というもの
です。例えば自分の奥さんや、ご両親を、自分の意見に反対する
やっかいな存在だと思っているとしたら、実際に奥さんやご両親
が、そういう存在としてあなたの目に映ることでしょう。

目の前にあることだけが真実だと思っている人は、それが仮に
自分の心が作り出したものだとしても、目の前にある現象が真実
であるという思い込みを強化してしまいます。

もし、そうではなく、奥さんがどんな行動をとったとしても、
自分をサポートしてくれる最高の存在だと心から信じることが
出来たなら、多少の時間差はあるかもしれませんが、そういう
現実が現れます。この、目の前にある状態に関わらず、その人
のことを素晴らしい存在と「心の眼」で見ることが、良い人間
関係を築いていく上で大切なのだということを野口さんは言い
たいのだと思います。

心眼力 -柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付)
野口嘉則

by G-Tools

『鏡の法則』を初めて読んだ時は、こういうことにまで想いが
まわりませんでした。だから当時は全然涙が出てこなかったの
です。そのことはよく覚えています。

もしかしたら、当時の僕はこういうものを受け入れる準備が出来
ていなかっただけなのかもしれませんね。それはそれで受け入れ
ようと思います。

だから、この『心眼力』を読んでも「ピン！」とくることが無い
という方もいらっしゃるかもしれませんが、それはそれで良いの
ではないでしょうか。そんな自分も受け入れてあげて欲しいと
思います。

ＣＤのほうも、半分ほど聴かせていただきましたが、これまた
野口さんの優しさが溢れて出てくるような感じで素晴らしいですよ。

他にも、共感の話など、書きたいネタは尽きませんが、長く
なりそうなので、このあたりで終了とします（汗）