2ヶ月目から5万円!?小さな資産の作り方はこちら!

【三毒追放】人はなぜ怒るのか 藤井雅子

 勝間和代さんの著書で紹介されて一躍有名になった「三毒追放」
という考え方があります。

三毒とは「妬む・怒る・愚痴る」のこと。これらは良いことがない
から人生から追放しようというのが「三毒追放」の考え方ですね。

本書は三毒の一つ「怒る」にフォーカスした本。この手の本は少な
いのですが、中でも本書はピカイチだと思います。三毒追放を志す
なら、ぜひとも読んでおきたい1冊です。

人はなぜ怒るのか
人はなぜ怒るのか (幻冬舎新書)

「超ムカツク」という言葉を良く耳にしませんか?キレる、モンス
ターペアレント、クレーマーなど、以前は考えられなかった現実が
次々と生まれてきています。

このストレス社会を理解する鍵になるかもしれない「怒り」
その原因と対処法を見ていきましょう。

今日もクリック感謝です人気ブログランキング
 

目 次


第1章 怒りの蔓延する社会
第2章 怒りのメカニズム
第3章 怒りの三段活用
第4章 怒りの上手な表現方法
第5章 イライラをワクワクに変える22の方法

概要&感想



 怒りは「ココロの声を聞いて」というメッセージの1つ。
 しっかりキャッチすることが爆発させない鍵

■怒りのメカニズム

 怒りの原因は「不一致」
 「期待どおりになっていない」
 「思いどおりになっていない」

 例)
  不当な扱いを受けた時
  大切にされていない、と感じる時
  
 なかでも、「〜べき」「〜でなければならない」という考えが
 怒りの原因でになることが多い。

 「法律は全ての人が守るべきだ」
 「罪を犯したら許してはいけない、罰せられるべきだ」
 「公共のルールは守るべきだ」
 「良い子でいなければならない」
 「挨拶をするべきだ」
 「人には優しくしなければならない」
 「好きなら、毎日電話するべきだ」

 こうした。「〜べき」「〜でなければならない」という考えが
 あるがゆえに、そうでない現象が発生した時に、期待が裏切られ
 たと感じで、怒りが発生する


 「自分はこう扱われるべきだ」というのは、相手に対する「甘え」
 という考え方に、ちょっとドキっとしました(汗)


■怒りの上手な表現方法
 事実と感情をごちゃごちゃにしないのが第一。
 自分は何に怒っているのかをはっきりさせる。

 相手が約束を破ったのを怒っているなら、その事実と、
 そして、自分は「約束は守るべきだ」と考えているから
 約束は守って欲しかった、という考えていることを、冷静に
 伝えることが上手い方法

 本書には、いろいろな具体例が紹介されていてるので、
 参考になる人が多いことでしょう。


■イライラをワクワクに変える22の方法(抜粋)
  • 違和感を大切にする

  • 自分のココロの声を言葉にする

  • 自分の人生は自分で決めるという覚悟を持つ

  • 期待値を下げる訓練をする

  • 反対の立場で考えてみる




  • 本書にも書かれていますが、感情については、基本的に誰も教えて
    くれる人がいないと思います。だから、もしかしたら、怒りという
    のは、悪い感情だと思っている人がほとんどかもしれません。
    でも、人間は感情をもった動物であり、どうしたっていろいろな
    感情が生まれてしまうもの。だから、どんな感情にも良い・悪いは
    無い、ということです。

    ここが結構大きなポイントで、怒るのが悪い、と考えていると、
    怒りが出てきた時に、怒ってはいけない、と頭で考えて、怒りを
    抑圧してしまう、ということをやってしまいます。

    もしかしたら、これが大きなストレスになっている方もいるかも
    しれません。

    確かに、怒りを表現するのはあまり良い感じがするものではない
    ですが、でもいきなりキレたり、逆にストレスを一人で抱え込んで
    病気になってしまうのは、もっとマズイんじゃないでしょうか。

    本書は、そうならないように、誰にでもある怒りの感情との付き合
    い方を教えてくれています。最近イライラが多い方、また、逆に
    これまで怒ったことが無い方へお薦めします。

    人はなぜ怒るのか (幻冬舎新書)
    藤井 雅子

    4344981138

    関連商品
    精神科医は腹の底で何を考えているか (幻冬舎新書)
    貧困ビジネス (幻冬舎新書)
    なぜグリーン車にはハゲが多いのか (幻冬舎新書)
    肉体マネジメント (幻冬舎新書)
    威厳の技術 上司編 (幻冬舎新書)
    by G-Tools

    ちなみに、読書や運動にも怒りを軽減する効果があるそうです。
    読書を習慣にする人が増えれば、先人の知恵をうまく使う、という
    以外でも、社会全体にも良い影響があるかもしれませんね。

    ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
    にほんブログ村 本ブログへ

    この記事へのコメント
    こんにちは。自分のブログから遊びに来ました。怒りに対しては、心当たりがあるので、自分への戒めのために早速買って読んでみます。
    Posted by 夏子 at 2010年02月27日 06:41
    コメントを書く
    お名前:

    メールアドレス:

    ホームページアドレス:

    コメント:

    この記事へのトラックバック