特に、ノート風の外観で話題となり、ベストセラーとなった、
『情報は1冊のノートにまとめなさい
よく目にしましたね。
僕も、「読書は1冊のノートにまとめなさい」をご紹介したりしま
した。ただ、本丸ともいうべき、純粋なノート術の本は、なぜか、
1冊も読まなかったのです。
そして、今ごろになって1冊くらい読んでみようかな、と思い、
本書『脳を「見える化」する思考ノート』を手に取りました。
僕は以前勤めていた会社で、社内の情報を「見える化」するための
システム構築の仕事をしていた関係で、「見える化」という言葉に
反応しやすいんですよね(汗)
脳を「見える化」する思考ノート

米国公認会計士で、サラリーマンからわずか数年で、資産3億円を
築いたという午堂さんの、「ブレイン・ワークアウト」の秘密が
明かされているという本書、早速内容をチェックです!
今日もクリック感謝です

目次
<まえがき>人生を思いどおりにコントロールする方法を手に入れる
1章 思考ノートとは何か
2章 なぜ一冊のノートが人生を変えるのか
3章 思考ノートの基本ルールと使い方
4章 ブレイン・ワークアウト
5章 夢を実現する思考ノート実践編
<あとがき>ノート術も守・破・離が必要
概要&感想
思考ノートの作り方
1.B5ノートに全ての情報を書き込む
2.目標、TODO,打ち合わせ、読書など全部書く
3.キーワードを線や矢印でつないで関連性を持たせる
4.後から何度も見返して加筆し、発展させる
いきなりノートの作り方を出してしまって、「終了」という感じ
でスイマセン(汗)見てわかるように、とくに難しいことは一切
なく、しかもどっかで見たようなことが並んでいます(爆)
この他にも、「脳を見える化する6つのステップ」なるものも
あるのですが、やはりどっかで見た感が消えません(さらに爆)
ダ・ヴィンチを筆頭に、世界の偉人たちは、古来から「書く」と
いう作業をして、考えたことを目に見える形にしていたそうです。
本書に、<コラム>僕たちは普段あまり考えていない、というのが
あるですが、実際のところ、何かについて深く考える、というこ
とを習慣化させるのは、なかなか継続してできることではありま
せん。また、考えたことであっても、それが頭の中にある時間と
いうのは、わずか数秒、ということも多いかと思います。良いア
イデアが浮かんだのに、あとになってみると思い出せない、なん
てことを経験した方もいるのではないでしょうか?
そういったことを防ぎ、今、自分の頭のなかにあることを、一旦
書き出す=「見える化」する、そして、それを見直して、さらに
思考を深めていく。こうすることで、頭の中だけでは、なかなか
深めること、関連性を見つけることがしにくかった思考が、どん
どんと進化していく、これが本書を含めた「全部書け系」ノート
術の最大のポイントでしょう。
さて、本書で僕が関心したのは、午堂さんがこれまでいろいろな
ノート術を試して、それが自分に合わなかったから、気に入った
部分だけをイイトコ取りして、自分流のノート術をつくった、と
いう点です。つまりは、本書のノート術は、午堂さんのオリジナ
ルのものだけれど、そのピースは、他の方が作ったもの、という
のを堂々を述べていらっしゃるのです。
よくアイデアの本で、新しいアイデアは既存のものの組み合わせ
と言いますが、まさに本書も各種ノート術の組み合わせで成りた
っています。
だから、本書を読んでノートを使い出したとしても、自分に合わ
ないと感じたところは、どんどんアレンジしていってもOK。
要は、自分の人生を作るためにノートを作るのですから、やり方
の例は提供するけど、実践はご自分で、というスタンスが僕には
ちょうど良いくらいの感覚でした。
このやり方以外、ありえない、的な押し付けが一切ない本書。
ノート術初心者にお薦めです。
![]() | 脳を「見える化」する思考ノート 午堂 登紀雄 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
関連本
このブログでも紹介した、午堂登紀雄さんの時間術はこちら
「突き抜ける!」時間思考術

そして、午堂登紀雄さんの最新刊はこちら。最近はお金系の本が、
本当に売れていますね。
お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方

その他、昨年話題になったノート術の本。



ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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