う箱田先生。そんな箱田先生が、残りの人生を最高にするための、
33の法則を詰め込んだのがこの1冊です。

箱田先生の著書をお読みになった方はご存知かと思いますが、先生
はずっと禅の修行をしておられるそうです。数十年間、禅の修業を
していても、生存率50%の手術前には、「死にたくない!」と
心の底から思ったといいます。そんな経験をした方にしか語ること
のできない、「人生に幸せをもたらす」33の法則とはどんなもの
なのでしょうか?
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目次
前書き 2000年語り継がれる人生の知恵
1 人生の真理を学ぶ!
2 どんな問題も解決する方法を学ぶ
3 思い通りの人生を送るためのコツを学ぶ
あとがき 死を見つめて
概要&感想
▲人生の真理
法則1:生まれた時は何も持っていない
全ては借り物。そう考えれば、今あるもの全てに感謝。
法則5:心の中の宝物に目を向ける
自分を卑下せず、素晴らしい部分にフォーカスする
▲どんな問題も解決する方法
法則14:他人を気にせず、自分を見つめる
「指を見ず、指が指すところを見よ!」
人に言われる言葉は「指」。人に自分を決められるので
はなく、自分が目指すものを見よう
法則21:自分を信じて動こう
禅の師匠が「自分の生き方は自分で決めろ」と言って
いたそうです。人生は全て自己責任。
▲思い通りの人生を送るためのコツ
法則27:できることを一歩一歩こなしていく
ドイツの鉄血宰相ビスマルクは子供のころから、
「次のテストで良い点をとる」という今できる目標を
しっかりとクリアし続けたそうです。
法則30:真似をしよう
道元禅師「1心にこい願うことは、必ず叶うものなり」
こうなりたい、と思う人をひたすら真似して振舞うこと
は、モデリングとして現代でも有効とされていますね。
これまでの箱田先生の本は、テクニック的なものが多かったのです
が、さすがに死に直面したことで、これまで以上に、生き方の根幹
に関わる部分へのメッセージが詰っていたように思います。
死にたくない、という思いを消すことはできないけれど、いつ死ん
だとしても最高の人生だったと思えるように、悔いが残らないよう
に精一杯生きることが人生に幸せをもたらす。このメッセージは
昨年2週間入院した僕もとても共感できます。
生存率50%とは比べ物にならない簡単な手術でしたが、麻酔の時
の誓約書には、後遺症が残るかも、の一文があり、それをしっかり
と見ながら署名したのを、今でもはっきり覚えています。そして、
病院という場所では、常に「死」を実感できる場所でもありました。
何も食べることもできず、点滴だけの生活というのも、「生かされ
ている」ということを本当に実感した体験でした。
今、どんなに健康だったとしても、これまでの生活の積み重ねで
いつ病気になるかわかりませんし、いつ事故にあうかもわかりませ
ん。そして、過去は変えられないし、全て受け入れるしかありませ
ん。だから、今日の朝生まれたと思って、これからの人生を生きて
いく。
毎日が誕生日。
そんな人生を生きてみたい方、ぜひ本書を手にとっていただければ
と思います。
![]() | 2000年語り継がれる!人生に幸せをもたらす物語―残りの人生を最高にするための33の法則(CD付) 箱田 忠昭 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
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