家でも、学校でも教えてくれません。もしかしたら、無駄なものは
買うな、というのが唯一の教えだったかもしれませんね。
また、個人のお金の使い方を説いた本を読んだことがありますか?
事業として、仕事としての本なら多数あるかもしれませんが、個人
としてお金とどう付き合うのか?にフォーカスした本もほとんど
ないのが現状です。
ただ、最近はこのところの不景気のせいか、お金に真剣に向き合っ
た本も出てきたように思います。そんな、お金、特に使い方に特化
した本がこの『お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方』
です。
お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方

正直挑発的なところもある本書ですが、それは著者もわざとそうし
たところがあると認めています。今、お金の使い方を真剣に考えた
い方へお薦めの1冊です。
今日もクリック感謝です

目次
第1章 貪欲にお金を使おう
第2章 自分投資にお金を使おう
第3章 他人のためにお金を使おう
第4章 自分基準の価値にお金を使おう
第5章 子供より、まずは自分自身にお金を使おう
第6章 お金が集まる人の習慣を自分のものにしよう
概要&感想
▲「節約」すると貧乏になる!
節約>売れない>企業の業績悪化>経費削減>給料減らす
⇒ さらに収入減少
という悪循環を生み、経済全体が縮小する
▲節約より、収入アップに頭を使おう!
人脈を広げる、スキルを身につけるなど、不安の大きい時ほど
自分の収入をアップさせる方向に頭とお金を使うほうが健全。
▲お金の使い方に人格が現れる
悪徳業者でもないかぎりお金の稼ぎ方にはそれほど人格は出ない
使い方には「全人格」が出る!
例)人を誘っておいて割り勘
海外に行ってチップをケチる
謝礼をケチる
振込み手数料をのぞいて振り込む
こうして、いつもケチることで、その人は「ケチ」という
印象だけが残ってしまう
まさに、同じだけの金額を使ったとしても、「死に金」になって
いることに気が付かないのです。
▲人生のレンタル係数を増やす
世の中には、借りるより、買うほうが安いものすらある
ただ、借りることで得られるのは「自由」
例えば車をレンタルした場合、駐車場や保険料、税金などの
維持コストから自由になることができます。
最近はブランド品のレンタルが流行っているそうですが、
このように新品にこだわるのではなく、お金、時間、場所などを
別のもの、特に自分の経験などに使ってみる
⇒ レンタル係数を高めれば自由が生まれる
▲常連客ではなく、上得意客になる3つの方法
1.一度の●●●と使う
2.初めていく店では、料理を最初から大量に注文する
3.お金をもっていそうな雰囲気を演出する
参りました(汗)
▲買ったものは徹底的に使い倒す
お金を使うことは全て投資と考える
どんなにお得に見えても、それを使いつくす自信がないなら
それは結局無駄な買い物になってしまう
▲収入格差はモラル格差
現在言われている格差社会の原因は、教育の問題ではなく
親のお金の使い方や考え方が子供に伝わっていることが
問題ではないか。
お金の流れを呼ぶ人はそれだけ多くの人に感謝されている
人であり、それに見合うモラルを保っている人だけが、長い間
お金持ちの状態でいることができる。
お金を使わない人は、周りの人や、社会に対して還元していないか
ら、お金が手元に流れてこないというのが、多少誤解はあるかもし
れませんが、筆者の言いたいことのような気がします。
確かに、長い目で見ると、そうなっているのは正しいのかもしれま
せん。ただ、詐欺などが横行したり、楽して稼ぐということを正当
化する人がいる現在では、こういった主張に反発を覚える人もいる
ことでしょう。
おそらく筆者もそういう批判があるのを覚悟した上で書いていると
思いますが、銭ゲバなどが放映されるなど、お金について、真剣に
向き合おうとしている社会の流れもあるので、全員に受け入れられ
なくても、こういう情報を必要としている人のために書かれた著書
なのだ、という気がします。
世界一受けたいお金の授業や、ユダヤ人大富豪の教えなどに興味を
もった方にお勧めしたい、お金の本です。
![]() | お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方 午堂 登紀雄 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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