は、これまで新聞やテレビで報道されていたものとは、全く異なる
ものでした。報道、検察といった、一般的には正義とされるもので
さえ、それが本当のことなのか?そういうことを、考えさせられる
1冊でした。
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本来赤字の会社を黒字計上し、株価維持のための風説の流布などは
意図的にやっていれば確かに刑事上の罪を問われることでしょう。
ただ、本人はそういう意図もなく、本当に部下が勝手にしたことで
あれば、経営責任は問われるでしょうし、株主に損害を与えたとい
うことで、民事責任は問われることでしょう。でも刑事責任は問わ
れないのが普通かと。
でも、ライブドアの一件では、なぜかその主張が通らないというの
は不思議なところ。「疑わしきは罰せず」の原則ではなく、「疑わ
しきは必ず罰せよ」的な検察の姿勢も僕もおかしいと感じます。
株主への損害といえば、ライブドアだけでなく、日本市場への参加
者全員に大打撃をあたえた検察の月曜日の強制捜査は、本来であれ
ば、訴訟にあっていてもおかしくないことですよねぇ。
それ以外にも、逮捕された後の拘置所での生活や、ほんとうにどう
しようもない記者など、一般人ではおそらく一生知ることのないこ
とがたくさん書かれていて、それも興味深い本でした。
この人の生き方も、不器用だとは思いますが、ある意味、自分自身
に最高に正直なのがうらやましくもありますね。最高裁の裁判結果
がどうなるかはわかりませんが、どこまでも自分を貫いていって欲
しいと思います。
ホリエモンの今に興味のある方、そして裁判員制度で、裁判に参加
しようと思っている方は是非読んでみてください。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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