ハニーの基本的な考え方と、6つのステップが明かされている本書。
松崎さんによると、日本人の8割は「難読症」なのだとか。それは、
必要な資料が目の前にあっても、絶対に読まない、という人が8割
もいるということ。
普段の生活で、電車の待ち時間に携帯でメールしていたり、雑誌を
読んでいる人を沢山見かけます。だから、なんで8割も、と思った
んですが、「読めない人」の定義は、自分の興味のある文書以外は
読むことが「苦痛」な人なのだそうです。この定義なら確かに納得!
ですね。本書は、「読むことが苦痛な方」へ、学校で教えられた読
み方以外の文章の読み方を提示しています。
この速読法のステップは、本のカバーをとったり、目次を見たりす
るプレビューから始まり、最終的にポイントを確認するまでの6つ
のステップで、1冊約60分前後で読み終える、というものです。
そこまで劇的な速さというわけではありませんが、約1時間で、
1冊の本の内容を、ポイントを抑えて把握することができる、とて
も実践的な速読法だと思います。
この速読法、いろいろな速読法を研究しており、フォトリーディン
グと似ている部分もあります。ただ、基本的な発想が異なるために
似たようなステップを踏む方法でも、教え方、そして学び方も全く
違うものになるでしょう。そして、誰でもできる、という点におい
ては、本書の速読法は最も日本人に受け入れられそうな技術だと
思います。つまり【ある意味究極】なわけです。
こんな方にお薦め
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目次
第1章 実は、日本人の8割が「難読症」!?
第2章 リーディングハニーの考え方
第3章 リーディングハニー6つのステップ
第4章 どう身に付けて、どう活かせばいいのか
付録:リーディングハニーで「洋書」を読みたい人へ
最後の付録も、本書の重要なポイントかもしれません。他の速読本
では洋書への活用法に触れているものはごくわずかなのですから。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
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