入れば満足ですか?
本書、「しがみつかない生き方」は、「ふつうの幸せ」を手に入れ
る10のルールと題して、精神科医の香山リカさんが、幸せとは
何か、そして、どうすればそれが手に入るのかを、10のルールと
してまとめた本です。
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

「しがみつかない」というのが、どうも気になりますね。精神科医
から見た、日本人が「しがみつきがちなもの」って何でしょう?
さて、早速中身のほうをチェックしてみましょう。
今日もクリック感謝です

目次
序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 “勝間和代”を目指さない
概要&感想
●恋愛にすべてを捧げない
恋愛がきっかけとなり、「埋めがたい寂しさ」が心に巣食ってし
まう人は女性では珍しくない。
「もうひとりじゃいられない。でも彼は一緒にいてくれない。親や友人じゃダメなんです。仕事はつらいだけ。毎日が寂しくて・・」
彼とうまくいかなければ、それ以外の人間関係までもが、全て
意味の無いものになってしまう、とまで考えてしまう。
★たとえ恋愛がうまくいかなくても、それで「他の全てのことは
意味がない」とか「私は無価値な人間だ」と考えてしまうよう
な思考のスタイルから、自分を解放すること
●お金にしがみつかない
日本では、「お金の話はタブー」という時代もあったが、グロー
バリぜーションの波が押し寄せると「お金の話は当然」に変わり
お金の無頓着であることが「無責任」とまで変貌した。
★お金にしがみつきすぎる生き方や社会は、本当の意味では人間
を幸せにしないのではないか、という問題を真剣に考えていない
この世界的な不況は、「お金がいちばん大切」という価値観を
見直すチャンスなのではないか
●“勝間和代”を目指さない
・がんばれば、夢はかなうのか?
親がいくら愛情深く育てても、すばらしい教師に恵まれても、
本人が勉強や仕事で頑張っても、総合失調症などの心の病気が
発生する時は発生する
無農薬中心のヘルシーな食生活を続け、運動をして理想的な体重
を保っていても、病気になる時はなる
本人の注意ではどうしようもない事故もある
「頑張れない人、頑張っても夢がかなわない人もいる」
勝間さんは「断る力」で、自分のできることに注力し、最大の成果
を出すべきだ、としているが、それができない人(そもそも仕事
が来ない人)もいる、という事実を提示している。
そういう人には、「断る力」よりも「耐える力」が必要。
★最高の人生もなければ、最悪の人生もない。ただ、多様な人生
があるだけ
さてさて、いかがでしたでしょうか?
幸せはどこにでもあるし、誰でも幸せになれる。どんな状況でも、
感謝できることはあるのだから、あなたが何にフォーカスするのか
で、幸せを感じることもできるし、何かが足りないと嘆くことも、
またできるでしょう。
この本は、今の日本に見る、成功している人とそうでない人の二極
化を、精神科医としての体験から憂う本だと思います。そういう意
味では、最終章「“勝間和代”を目指さない」が一番書きたかった
内容なのかもしれません。であれば、カツマーはこの本は見ないほ
うが良いかも(汗)いや、自分が三毒追放できているか確認するに
は良い本かな(笑)
今、目の前に幸せが見えない、そんな人が手にすれば、ほっとする
ことができる1冊でしょう。
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

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そうそう、アンチカツマーさんにもお薦め(爆)
このブログで紹介した、香山さんの本はこちら
スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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先日、フジテレビのエチカの鏡という番組で清水 克衛さんが紹介していた。以下の本が良いので紹介します。
一時アマゾンでも総合2位となっていました。
本の題名→「やさしい」って、どういうこと?
TVでも紹介されてたんですね、どうりでアマゾンで一気に順位があがるわけだ。ちょっと不思議に思っていたんですが、謎が解けました。ありがとうございました。
本の題名の「やさしい」って、どの部分のことですか?