いて自己啓発小説を出版されました!
走る男になりなさい

主人公『海』は、経営がピンチという猫じるし出版の広告営業部の
27歳。ある日突然、新雑誌の創刊準備室への異動を命じられる。
その創刊準備室は、会社の屋上のプレハブという建築基準法どうよ?
の世界。しかも集められたメンバーは「わけあり」な9人。
新雑誌が発売され、収益を上げられなければ、準備室は解散を社長
(超ワンマン)に宣告された!
はたして主人公は、無事に新雑誌を立ち上げ、猫じるし出版を救う
ことになるのか!?
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自己啓発ネタ&感想
小説ってことで、話の概要も触れられないのはご理解くだされ。
本書は、普通の小説と違い、自己啓発小説ということで、ビジネス
的にも使えそう、という部分が太字で印刷されていたりします。
その部分をいくつかご紹介しますね。
「外部要因思考といってね。うまくいかない原因を外に求めている限り、何も変えられませんよ」
「たった8人だけど、まとまるのは難しい」
「行動しないと意味がない −ポジティブ・アクションにしなくちゃって」
「マーケットがあるかどうか、調べて、確かめれば良い」「ニーズがなければ、掘り起こせばいいんですよね」
「忙しい人ほど、対応が早い」
「外から強制力が働くと、意外にも自分の知らないほどの力が湧いてくるのかもしれない」
いかがですか?自己啓発小説、やはり侮れません。
個人的には、太字ではありませんが、以下の一文もナイス!と
感じましたよ。
「今のスケジュールとか、お金の都合で、大事なことを・・・・決めないというか。」
そして、ラスト付近の以下の言葉は、セルフイメージの究極かと。
(これも太字じゃなかったですが)
「すべてを手に入れても、いつだって最初からやりなおせる自分でいたい、何もなくても、自分という存在に自身がつけば満ち足りるから」
こういう自分になってみたいもんです・・・・
話の展開的には、もう2転3転と、素直だけがとりえの主人公が
さんざん振り回されるんですが、チームメンバーの成長と、全力
で仕事に取り組む姿には、感動しました。ラストの展開は、本当
に予想外でした!
女性7対男性1という、男的には申し分ない環境で働く主人公で
すが、「直子」という年上の恋人もいたりして、まさに男の妄想
的な世界でもあります。こちらの展開も気になりますよね。
本田さん初の「自己啓発小説」。読みやすさといい、走ることと
仕事の関係といい、気付きといい、読後感といい、申し分ないデキ。
「がっつり、爽やか」ってな感じでした。
レバレッジファンならずとも、ぜひ一読あれ!
走る男になりなさい

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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この小説、走ることにしても、ビジネスにしても、出てくるカフェにしても、本田さんご自身の経験からのものが多いのでしょうね。
個人的には、大事なことを決めるのにお金やスケジュールにとらわれない、というのが一番響いたところです。
ありがとうございました。