ませんか?
SOHO(死語?)や在宅ワークが、もてはやされた時期もありま
したが、自分には関係ない、と思っている人が多いように思います。
企業も、そして社員のほとんども、同じオフィスで顔を突き合わせ
て仕事をするのが当たり前、という呪縛にも思える考えから抜け出
せていないのが現状です。
本書『仕事をするのにオフィスはいらない』は、まさにタイトルの
通りに、オフィスを持たずに仕事をする、というワークスタイル=
「ノマドワーキング」を提案し、それを実践している人々や、実際
にどうやっているのかを紹介している貴重な1冊です。
あなたは、このままの満員電車に乗り続ける人生を選びますか?
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ノマドワーカーに学ぶ、人生を幸せに生きるポイント
1.未来への希望
「ノマドワーカー」とは、
「テクノロジーで武装した、フリーランサーたち」
です。彼らは会社のオフィスではなく、どこでも仕事をすることが
できる自由を手に入れています。フリーランスゆえに、固定の、
いわゆる安定的な仕事が無い、という面はありますが、正社員がリ
ストラの対象となっているこの時代では、逆に自分の出来ることや
得意なことがはっきりしている人は、会社に頼る必要がない、とも
言えます。つまり、安定した収入という「安心」はないけれど、
逆に、自分次第で、どうあっても食べていける、という「安心」を
手にしているとも言えますね。
この「自分次第でどうにでもなる」という思いは、日本人の多くが
かかえている「将来の生活への不安」とは全く逆のものです。国が
会社がなんとかしてくれる、と考えるより、よほど精神的に健康に
生きている、と言えると思います。「未来への希望」は、幸せに生
きるために必要なポイントの1つです。
2.人とのつながり
人は、人間関係の中に幸せを見出すものです。
「ノマドワーカー」は固定のオフィスで仕事をしないことから、
一人で仕事をしがちになります。もちろん、取引先やクライアント
との打ち合わせなどはあるので、全く一人で仕事をしているわけで
はないのですが、イメージとしてはサラリーマンよりも、社会との
つながりの点で弱いように思われる方もいるかもしれません。
本書では、「パーマネントコネクティビティ」という表現を使って
いますが、ブロードバンドやクラウドなどをうまく使って、仕事仲
間や友人などと、どんな場所にいても「つながりながら生活してい
る」のが実際のノマドワーカーです。
オフィスでいつも一緒にいなくても、必要な時にメールやスカイプ
などで気軽に連絡が出来きたり、いざ仕事となれば、専門家として
忌憚なく意見を主張しあう。また、日常的に通勤から解放されてい
るので、家族と過ごす時間も十分に確保できるのです。
「クラウドやブロードバンドを経由して、仲間や家族ときちんとつ
ながっていくこと。ラインの向こうにいる仲間たちの顔がきちん
と浮かんでくるような関係性を、ネットの上で実現すること」
そして、どんな仕事も、良好な人間関係が作れなければうまくいか
ない、ということからも、ノマドワーカーは幸せな人間関係を築い
ている、ということが出来ますね。
3.自分の望むライフスタイルの実現
著者の佐々木さんは、毎月8本の雑誌連載と4本のウェブ連載を抱
え、年間4〜5冊の書籍の執筆、年間50回程度の勉強会や講演を
するなど、本当に精力的に働いていらっしゃいます。
そんな佐々木さんですが、夫婦の食事は1回1時間近くかけて自分
で作り(こだわりの食材で)、食事も30分以上かけてゆったりと
楽しむそうです。
さらに毎日スポーツジムで汗を流し、年に2回は伊豆高原で3泊4
日の断食、夏には2週間海外のリゾートで過ごしているのだとか。
こういった生活を望む人は多いかもしれません。実際には、サラリ
ーマンでは大企業の役員でもなければ実現することはできません。
または中小企業の社長でしょうか。
仕事も、プライベートも自分でしっかり管理することで成り立つ
ノマド的な生き方では、自分次第で、自分がベストだと思うスタイ
ルで生活することを「選択すること」が出来ます。自分が決めた
ライフスタイルを実現できる、というのはとても幸せなことでは
ないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。オフィスをもたずに仕事をするノマド的
なワークスタイル、いや、ライフスタイルが、自分もしたいと感じ
たなら、今できることから始めてみてはどうでしょう。
それは、本書で紹介されているG−mailのような「クラウド」
を使ってみることだったり、i−Phoneを使ってみることだっ
たりすることかもしれません。
ちなみに僕は、オンラインでマインドマップが作れるというサービ
ス「マインド42」を使ってみることにしました。
あなたも、自分が出来る1歩を踏み出してみませんか?
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P.S
オフィスはいらない、という方も、快適なオフィスなら、たまに
は行きたい、となるのでしょうか。逆説的ですが、毎日行きたい
というサードプレイス的なオフィスがあれば、そこに仲間たちに
好きな時に会いに行く、というスタイルもOKかなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今日もクリック感謝です
