2ヶ月目から5万円!?小さな資産の作り方はこちら!

下流社会@三浦 展

 三浦 展さんの「下流社会」をフォトリーディングしました。


下流社会 新たな階層集団の出現
下流社会 新たな階層集団の出現



2005年のベストセラーですね。

Amazonのレビューも300件を超えており、結構話題になったのでしょうか?

あまりチェックしていなかったんで知りませんでした(汗)


 この本の示す「下流社会」がどんなものか

やっと興味が出てきたので、このタイミングで読んでみました。


今日もクリック感謝です
人気ブログランキング



「一億総中流」といわれた日本ですが、バブル期以降に
日本人の意識がどう変わってきているのか、再認識させてもらった感じです。

要するに、なんとなく感じていたものを敢えて真面目に本にした。
そんな本ですね。

階層を所得だけで切るのではなく、自分がどの階層にいるのかを
回答してもらい、それに従って所得やその他の評価項目を
マッピングしていくような手法で分析しています。

結構厳しい現実を突きつけているので反発も覚悟の上かも。
(多すぎて書ききれませんが)

と思ったら、Amazonレビューでは相当たたかれています。

統計学的には母数が少ないとか、パーセンテージでしか語られていないとか。
でもご本人もデータ上の弱さはちゃんと書いてあるんだから
そこまで酷評しなくてもねぇ、というのが率直なところ。



さて、この本でいうところの「下流」の定義です。


「下流」とは、単に所得が低いということではない。
コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、
つまり総じて人生への意欲が低いのである。
その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。
そして彼らの中には、だらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。
その方が楽だからだ。(「はじめに」より)


いやぁ、結構辛らつな感じですね。
ここだけで反発する人もいそうです。


ただ、実際に自分のまわりを見てみると
意欲の高低というのは確かに存在していて
それがその人の生活というか、人生そのものに多大な影響を
与えているような気がしてなりません。


例えば、夢を語る、目標を持つということ。

それを実際にやっている人と、そんなことは無駄だとあきらめている人。

私の義理の従姉妹は高校生の時から、白バイ隊に入って
箱根駅伝で先導したいと言っていました。
まだその夢は途中なのですが、わざわざ鹿児島の実家を出て
神奈川県警に入り、そして今度ついに白バイ隊に入隊が決まりました。
まだ20代前半ですが、自分の夢をあきらめず、
着実にかなえていっています。


でも、そんな人もいる一方で朝からパチンコ屋の前でたむろしたり
している人もいるわけです。


だから、個人的には意欲/意識の差が実際に人生の差になって
現実に現れるというのは非常に納得できるところです。

問題は、これが何故発生し、今後どうすれば良いのか?
というところ。

現状は、「下流」と呼ぶべき階層が拡大しており、
そしてそれが固定化していくのではないかというのが問題です。

自分と異なる階層の人と交わる機会というものは
少ないですから、自然と階層内の人と交わり
その中で結婚していくというのが流れでしょう。

では階層が分かれるポイントは何か?

筆者の主張によると
「その人の意欲は、その人の生まれた家庭環境/生育環境(両親の階層)で決まる 」
そうです。

本書で示されるデータではそのことを確信することは出来ませんでしたが
関連が無いとも言い切れないですね。

子供は親を見て育つものですから、
親の意欲/意識が子供に影響を与えるのは必至です。




著者が解決策として挙げている政策ですが、

「教育の無償化」や
「高貴な人の義務として寄付の義務化」

を掲げているのには、共感できるところがあります。

すぐに実現できるものではないでしょうが、
そうなれば良いですね。


ただ、気になる点としては「下流」は「自分らしさ」を
求める傾向が強く、その弊害を挙げている点。
自分さがしなんぞ早く止めて、現実を生きろとでも
言いたげな論調(そこまで強くないですが)。

この原因はデータ採取の範囲の問題があると思う。
何しろ、調査対象が年収1500万レベルが最上位階層だからだ。

そのさらに上の階層、年収数千万から億万長者レベルになると
「自分らしさ」が一番大事になってくる。その体現者が
本田健さんであり、その価値観を広めようとしている。
そこまで調査範囲が広げられれば、全く違う展開になって
いたかもしれないので、惜しい本だなと思う。




P.S
フォトリーディング的には、こういうデータが非常に多い本は
ちょっと読みにくいですね。


宜しければ応援お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ


こちらのブログも同じ本を扱っています。
マインドマップまで付いてますよ。
「下流社会 新たな階層集団の出現」 三浦 展 (著)【マインドマップ付】




フォトリーディング@Luckyになる読書道

この記事へのコメント
LuckyUSさん、こんばんは!

私もずい分前にこの本読みましたよ。
今考えると、格差社会関係の出版ブームは
この本からでしたもんね。

当時はまだマインドマップ描いていたので(笑)、
一応トラバさせて頂きます。

そしてコメント頂いた本の件ですが、基本的に
全て事務所に溜め込んでいます(汗)。
読み始めたのがブログ始めた2年前なので、
まだ600冊程度かと(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2007年02月22日 23:52
smoothさん、こんばんは。

トラバどうもです。
FreeMindですね。
今、iMindMapを試用中です。
今度評価記事書きますね。

しかし600冊溜め込みとは(汗)
Posted by LuckyUS at 2007年02月23日 03:50
LuckyUSさん、こんばんは!
> 自分さがしなんぞ早く止めて、現実を生きろとでも
> 言いたげな論調(そこまで強くないですが)。
自分さがしが常に良いことではないのだろうなと思います。仕事での線引きが難しいです。
Posted by 手文庫@プログラマーの手文庫 at 2007年02月26日 00:00
手文庫さん、こんにちは。

そうですね。
自分探しも良いですが、今目の前にあることを
投げ出すのは問題外だと思います。
Posted by LcukyUS at 2007年02月26日 09:46
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/34393664
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

「下流社会 新たな階層集団の出現」 三浦 展 (著)【マインドマップ付】
Excerpt: 下流社会 新たな階層集団の出現 個人的評価:★×8.5 【はじめに】 ◆こんばんは、週末からADSLが開通したsmoothデス(笑)。 やっと人並みの生活に戻れました(涙)。 ..
Weblog: マインドマップ的読書感想文
Tracked: 2007-02-22 23:49

三浦展『下流社会 新たな階層集団の出現』○
Excerpt:  話題の新書。売れてます。 「上」が15%、「中」が45%、「下」が40%の時代...
Weblog: 駄犬堂書店 : Weblog
Tracked: 2007-03-22 01:04

「下流社会」誕生でなく「下流社会」ブランド誕生
Excerpt: 「下流社会 新たな階層集団の出現」光文社新書 三浦展著 ベストセラーにはキャッチコピーが必要だ。森永卓郎の「年収300万」とか山田昌弘の「パラサイト」「希望格差」のように、誰にも興味をそそらせ、簡潔で..
Weblog: 佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン
Tracked: 2007-03-22 08:16