フォトリーディング。
格差社会の結末 富裕層の傲慢・貧困層の怠慢
中野 雅至

副題は「富裕層の傲慢・貧困層の怠慢」
タイトルも絶妙です。
今日もクリック感謝です
第1章 格差社会は「政災」か、それとも「天災」か
第2章 本当に小泉政権は格差拡大の真犯人なのか
第3章 「格差容認」から「格差への怒り」に変わるXデーの条件とは
第4章 富裕層は追いつめられるのか―「小さな政府路線」の持続性
第5章 格差社会への対応としてどのような政策が実行されるのか
第6章 「経済の法則」と「社会の法則」の切り分けを―日本社会に信頼関係を再び
念のため書いておきますが、
この本が「格差」は
「所得格差」・「賃金格差」という「金銭面での格差」です。
職業・学歴の格差及びその固定化の話ではありません。
格差を見る際には「職業威信」「学歴威信」「金銭(所得)」
の三つを扱うことが多いのですが、
本書はあくまで金銭面での格差を主に扱っています。
主なキーワードを抜き出していきます。
■現状
階層:富裕層・中間層・貧困層
貧困層拡大
富裕層減少
景気回復が続く > 現状容認
景気が減速 > 格差解消へ
国民 怒りに燃えない
「富裕層の傲慢」=怒り
■格差縮小へ
▼方向性
日本は「大きな政府」には向かわない
世界的な潮流
▼いつ?
他国の事例
小さな政府志向から15年で
>2011年
▼財源
・全員で支える!コンセンサス
富裕層
所得税・相続税
富裕層だけは支えきれない
中間層
消費税
課税最低限度引き上げ
企業
法人税
▼福祉の方向
生活保障or仕事創出(自立へ)?
無制限に保障=「貧困層の怠慢」
結論:後者=仕事が福祉(ワークフェア)
● 中谷彰宏さんの言葉を思い出しました
「発展途上国にお金をあげることは最も気の毒なこと。
お金をあげるのではなく、
自立のために、お金の稼ぎ方を教えることが必要。」
「発展途上国」を「貧困層」に
置き換えてもそのまま通じると思います。
▼福祉の方法
職業訓練・紹介の充実
ハローワーク+個々人に合わせた紹介
メンタル面
やる気の無いものにやる気を出させる大変さ
教育の充実(長い時間がかかる)
固定化を防ぐ観点も
公的なサポート
落ちこぼれ
塾にいけない不利
教員の充実(量・質)
企業
求めるスキルを明確に!
> 何を訓練すれば良いか明確になる
> 訓練者の目標が明確に
> 国が資格化
▼カギ
信頼(トラスト)
政府・他者・企業・政治など
・今は不信がいっぱい
企業や富裕層は不正して金を儲けているのでは?
(ホリエモン・談合事件・企業不祥事多発)
貧困層は努力していないのでは?
政府は税金をムダにしているのでは?
金さえ払えば店員は従者の姿勢
消費者はとにかく安く
作った人への感謝の欠如
解決策
地方分権
自分たちの問題は自分たちで
お隣さん>地域の一員
自然に信頼するように
誰のために?
日本や社会のために何かをする
良いことをした人を褒める
■勝手に感想
実際にはもっと沢山書いてあるのですが、
何しろ量が膨大ですので、
簡単に纏めさせてもらいました。
興味が出た方は購入しちゃって下さい。
実際のところ、格差は縮小へ向かうというのが
結論なのですが、そもそも全ての格差を無くそう
という発想でなかったので安心して読めました。
個々人の能力に応じた成果の格差を認めることが
資本主義の原点ですからね。
気になった言葉としては
このブログで紹介した「格差」関連する記事
⇒下流社会@三浦 展
⇒なぜ若者は3年で会社を辞めるのか?
⇒親より稼ぐネオニート@今 一生
宜しければ応援お願いします。
にほんブログ村 本ブログへ
フォトリーディング@Luckyになる読書道
![ゆほびか 2008年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/513FE82bcVL._SL160_.jpg)


奇遇なことに、同じ著者さんの本をウチで今朝紹介しました(笑)。
そちらは、タイトルと内容がちょっと食い違ってる
気がしましたが・・・。
おお、確かに同じ方の本ですね。
この本は確かに「結末」のタイトルが
付いてますが、結末は明示されてないんですよね。
タイトルのマジックです。