をフォトリーディング。
「法令遵守」が日本を滅ぼす
郷原 信郎

なぜ法を守ることが、日本を滅ぼすことになるの?
という率直な疑問から読んでみました。
今日もクリック感謝です
最近の「不二家」とか「あるある」ニュースを見るたびに、
なぜここまで「コンプライアンス」が大事といわれるなかで
企業不祥事が多発するのか、と不思議に思っていました。
不祥事のたびに頭を下げるトップの映像が流るだけで、
実は本質的には何も解決していないのでは?
その答えがこの本にあります。
■目次
第1章 日本は法治国家か
第2章 「法令遵守」が企業をダメにする
第3章 官とマスコミが弊害を助長する
第4章 日本の法律は象徴に過ぎない
第5章 「フルセット・コンプライアンス」という考え方
終章 眼を持つ組織になる
著者の郷原さんは、元検事で法科大学院教授。
裁判の現場を見つめてきた人が語るコンプライアンス論は
説得力抜群でした。
この本を読んで思ったのは、
基本的な考え方として、何故この法律が必要なのか?
ということを考えるのが大切だということでした。
それをこの本では「社会的要請」と呼んでいます。
社会的要請ありきで法律が作られるから、法律を守ることも
大事だけれども、その前提となる「社会的要請」を
守ることのほうが大事。
でも今の日本でいう「法令遵守」は、
「法律の条文を形式的に守る」ことにフォーカスしており
その後ろにある「社会的要請」は考慮されていない。
結果として、
●法律を守るためだけの形式的な仕事をする
法律の枝葉末節にこだわるほど、
組織の末端ではそこだけにフォーカスし
社会的要請は省みられない
例)個人情報保護法への対応
●法律を守っていることが前提のため、
社内で違法があっても上に上がってこない
(もしくは自分の担当ではないものは
無関心になる)
●再発防止の仕組みが本質的に構築されない
(原因調査や再発防止より、
いかに組織内の一部だけに影響を
とどめるかが大事に)
(もしくは1組織では対応できない)
といった現象を引き起こしているのです。
これが「日本を滅ぼす」ということなのでしょう。
そしてそれを助長しているのが、官とマスコミ。
また日本の法律の成り立ちと、司法関連の特殊性が
「法律」と「社会的要請」の間に大きなギャップを
生み出している、と説いています。
超簡単に纏めると、こんな感じです。
また、この本は「法令遵守」がもたらす害悪の実例を
豊富に載せているのが特徴です。
代表的なところでは、
・ライブドア
・村上ファンド
・耐震強度偽装事件
・パロマ
などが挙げられており、
それぞれ形式的な法令遵守が問題を大きくしてしまった
経緯、理由が説明されています。
興味がある方は是非読んでみて下さい。
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フォトリーディング@Luckyになる読書道
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なるほど、今日のうちの本とも関係ありますね。
日本の場合「メンツ」を必要以上に気にしすぎる
感じがします。
後で「あ、ゴメン」でいいケースも多いような・・・。
ルールを形式的に守ればいいという意識では
社会的要請が認識できず、
気がつくととんでもないことになっていることも
あるのですね。
根本を考えるくせを身につけておきたいですね♪
ベストエフォートと考えれば
確かに、「あ、ゴメン」で良いことも
あるかも(笑)
そうですね。情報があふれる時代だからこそ
常に本質を考えることが大事ですね。