「裁判官の爆笑お言葉集
裁判官の爆笑お言葉集
長嶺 超輝

長嶺さんの経歴を見ると、司法試験を7回連続して不合格のため断念。
その後は裁判傍聴に明け暮れるという日々を過ごす。
2005年の最高裁判所裁判官国民審査で、対象となる裁判官の経歴や
過去の発言、判決骨子を纏めたサイトを作り一躍有名になったいうお方。
裁判に冠することがライフワークになんでしょう。
そんな著者が贈る、知られざる裁判官の発言集。
裁判官も人の子ってことがよ〜くわかる一冊でした。
最近苦戦気味、よろしくお願いします
■目次
第1章 死刑か無期か?
―裁判長も迷ってる
第2章 あんた、いいかげんにしなさいよ
―あまりに呆れた被告人たち
第3章 芸能人だって権力者だって
―裁判官の前ではしおらしく
第4章 被告人は無罪
―「有罪率99.9%」なんかに負けない
第5章 反省文を出しなさい!
―下手な言い訳はすぐバレる
第6章 泣かせますね、裁判長
―法廷は人生道場
第7章 ときには愛だって語ります
―法廷の愛憎劇
第8章 責めて褒めて、褒めて落として
―裁判官に学ぶ諭しのテク
第9章 物言えぬ被害者を代弁
―認められ始めた「第3の当事者」
第10章 頼むから立ち直ってくれ
―裁判官の切なる祈り
■内容
本の背表紙より引用
裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。
ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。
スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、
六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。
本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。
これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。
この紹介内容に恥じない、裁判官の実態に迫る1冊。
さすがにダジャレはありませんでしたが、ツッコミや説教はかなりあります。
爆笑!とまではいきませんでしたが、読む価値は多いにありますよ。
記憶にある事件の判決の話も結構ありました。
例えば池田小学校の児童殺害事件とか、姉歯元建築士、
オウム真理教の地下鉄サリン事件、ライフスペースの事件などなど。
こういった事件に裁判官がどういう姿勢で判決を言い渡したのか?
それを知るだけでも、価値があることだと思います。
■心に残った言葉
●「宗教に逃げ込むことなく、謝罪の日々を送るようにしてください」
(オウム真理教、元ナンバー4へ)
⇒なかなかきついお言葉。
●「それは、あなたの思い込みではないですか」
(ライフスペース、「世界の定説」発言に反論して)
⇒そりゃ、誰でもツッコミたくなりますよね。
でも裁判所で言っちゃうとは(汗)
●「今、この場で子供を抱きなさい。
わが子の顔を見て、
二度と覚せい剤を使わないと誓えますか?」
(覚せい剤使用の罪に問われた被告に向かって)
⇒こんな対応をすることもあるんですねぇ。
●「現在は反省しており
むかし悪いことをした人には見えない」
(保釈後に逃亡し、21年の逃亡生活後に出頭した被告に対して)
⇒なんだか笑えます(笑)
●「またひっかかるかもしれないので、
今後はよく注意するように」
(酒気帯び運転の被告に対して)
⇒確かにそうなんだが、なんかストレートすぎ
●「私があなたに判決するのは3回目です」
(覚せい剤使用の罪に問われた被告に向かって)
⇒同じ被告に同じ裁判官が3回ってことがあるんですね。
3度目の正直か、仏の顔も3度までか。
■日本の裁判
爆笑お言葉集とは別に、今の日本の裁判の実態も書かれていて
非常に興味深かったです。
特に刑事裁判の1審の有罪率は2005年現在で99.92%!
被告側が無罪を主張している事件に限っても97%が有罪。
起訴されたらほぼ有罪が確定してしまうという
なんとも恐ろしい状態なんですね。
また刑期が求刑の8割くらいって相場もあるらしく、
検察官によってコントロールされているかのような
側面もあるそう。
でも、ごく稀に検察の求刑を超える刑期を出す例も
あるそうです。
あとは合議法廷では意見が割れても最終的には「全会一致」
の結論を出すそうです。
このあたりは将来自分が裁判員になった時に
心しておかなければならない点ですね。
■こんな方にオススメ
●司法関係の道へ進もうとしている方
●マスコミ報道では決して現れることの無い、
裁判の実態を知りたい方
●裁判員制度が始まる前に、裁判について知りたい方
裁判官の爆笑お言葉集
長嶺 超輝

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レバレッジ時間術の中に入っていた広告見て、引かれてます…。裁判官の中にも、こうした味のある言葉を残してくれる方っているんですね^^
ビジネス書ではありませんが、なにげにオススメしたい本です。
裁判も最後はやっぱり人なんですね。