「夢をかなえる勉強法
夢をかなえる勉強法
伊藤 真

司法試験の合格者を多数輩出する塾の塾長である伊藤さん。
タイトルからして単なる勉強法の本ではないと思いましたが、
実際に本書には、
「試験に受かる勉強法」
+「試験に受かった後の人生にも役に立つ哲学」
が書かれていました。
司法試験などの難しい試験に挑む人は必読。
勉強が無意味に思える人にも読んで欲しい本です。
最近苦戦気味、よろしくお願いします

■目次
第1章 いちばん大切なこと
第2章 勉強のコツをマスターする
第3章 挫折しそうになったときの対処法
第4章 勉強すればするほど人は磨かれ
第5章 夢をかなえる思考術
■内容
勉強は、そもそもやりたいことがあってこそのもの。
だからこそ、人生の目標を立てたり、その理由を考えたりすることで
勉強する動機を明確にしておくことがいかに重要か。
勉強の本当に基礎部分はそこにあるのだと気づかせてくれます。
そして、ゴールから逆算して何を学ぶのが必要なのか?
をつかむところからがスタート。
伊藤塾では、まず初めに「合格体験記」を書くところから
スタートするのだそうです。
塾というと勉強だけをしっかりやる場所だと思っていましたが、
こんなこともやるんですね。
さすがに結果を出しているところというのは
普通ではないことをやっているものだと感心しました。
大まかい勉強の流れを纏めると
ゴールの設定
⇒学ぶことの全体像の把握(目次をコピー)
⇒現在地を確認しながら勉強
⇒ゴール
となります。
全体を把握するために、目次をみたり
「はじめに」と「おわりに」を見たりする方法は
フォトリーディングと全く同じですね。
勉強する上での一番のポイントは
「基礎を繰り返し身に付ける」です。
これはイチローやタイガー・ウッズの例を出してます。
二人とも練習の虫と言われていますね。
勉強もスポーツも、根本は同じですね。
他にも勉強のコツとか、挫折への対処法とか
いろいろと細かい点もあります。
知ってることも多かったのですが、
「講義後の5分間は復習のゴールデンタイム」、とか
「3色のペンを使ったマーキング法」、
「スランプの時は、東京タワーにいったり、
地球が始まってからの年表を見る」
これらは初耳でした。
とくに最後のは面白い考え方ですね。
是非実践してみたいと思います。
わざわざスランプになりたいとは思いませんが(笑)
■心に残った言葉
●人はみな100%勉強に向いている
●試験問題には2種類の問題しか出ない
知ってる問題と、知らない問題だ
●どんな言葉でも100万回繰り返していれば、事実になる
●スランプになったら、おめでとう。
●「息」とは「自」らの「心」と書く。
つまり私たちは、自らの心を言葉として吐き出しているのだ。
●勉強は楽しい。
楽しいから、のめりこむのである
なんだか成功法則本とも通じる内容を持つ本書。
「夢をかなえたい人」全員に向けて書かれた本なので、
夢を持つ人全てに読んで欲しいですね。
夢をかなえる勉強法
伊藤 真

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ご紹介ありがとうございます。
私は伊藤先生のぶっ倒れるまでやるという姿勢に結構ビビりました(汗)。
司法試験って、そういうものなのかもしれませんが・・・。
スランプ対策、ちょっと興味あります〜。最近ちょっと詰め込みすぎで手一杯になってるので、ある意味これもスランプかと(苦笑)。
最初に合格体験記を書くというのは面白いですね。「そうなった姿を想像すること」が大事と聞きますが、そういうプロセスが用意されているのですね。
>現在地を確認しながら勉強
個人的にとても重要なことだと思います。
理解度が自分で分っていないと、誤った方向に
進んでしまいますからね。
私は間違った方にちょっと進んでから
気付くタイプです。。。