苫米地英人さんの『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~

副題は「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法」。
苫米地さんといえば、
オウム真理教信者の脱洗脳や『奇跡の着うた』で有名なお方。
昨年『脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~
読ませていただいた時は、はっきり言ってショックでした。
こんなやり方があったとは! と。
本書のメインテーマは、「クリティカルエイジ」。
大人になってから英語を勉強しても、なかなか話せるように
ならないのは何故か?
その答えが「クリティカルエイジ」。
例えば、言語のクリティカルエイジは8〜13歳までと
言われています。 大人になると脳の仕組み「学習のルール」が
変わってしまう、だから英語が話せるようにならないんですね。
最近はやりの「脳トレ」も実は「クリティカルエイジ」の
克服には関係ないそうです。
本書では、「クリティカルエイジは克服できる!」と
高らかに宣言しています。
さて、その方法とはどんなものなのでしょう?
今日もクリック感謝です

■目次
第1章 脳を鍛えても頭はよくならない!
第2章 なぜ、大人になってから外国語を学ぶと上達が遅いのか?
第3章 ようこそダ・ヴィンチ・プログラムの世界へ
第4章 あなたの能力を50倍にする基本ステップ
第5章 どんな試験でも最速で合格する脳の作り方
第6章 最速で目標達成する「新しい脳」の作り方
■クリティカルエイジの克服方法
クリティカルエイジを克服する「新しい脳」の作り方
▼リラックス
目的は情報を身体感覚を持って操作できるようにすること。
ストレス状態では物理感覚から抜けられないため、
ストレスをなくし、全身を弛緩させるくらいまで。
持っていくことが必要。
「逆腹式呼吸」が良いそうです。
▼集中
何か1点に集中する。
狙いは集中部以外の脳を無意識状態にすること。
この状態になることで脳が超並列処理可能となる。
1点凝視トレーニングがオススメ
(他の速読本でも同じ方法が紹介されていますね)
一度この状態に入れるようになったら、
アンカリングですぐに集中できるようにする。
▼抽象度を上げる
説明不能なのでここは割愛。
ノートPCに関する情報を使った例が提示されて
いましたが、説明する自信がありません(汗)
■ポイントは「共感覚」か?
さらにトレーニング法として登場するのが、「共感覚」。
一言で言えば「五感のすり替え」のようなもの。
五感は、視覚 嗅覚 聴覚 味覚 触覚 。
これをすり替えるとはどういうことか?
例えば、
▼赤い声がする(聴覚を視覚に変換)
▼にがい手触り(触覚を味覚に変換)
のように、まじまじと感じるようになるまで
トレーニングする、というものです。
感覚的には、
「物理的なもの、精神的なもの
全てをありのまま扱うことも出来るし、
さらにそれを自由自在に扱うことも出来る」
ということを目指しているように思います。
たしかにこれができれば、視点の変換、
いわゆるリフレーミングも自由自在に行えるし
どんな状況においても、それを自在に扱うことが
できるようになると思います(あくまで想像ですが)
■速読に関して
かなり軽めに扱われています。
いかに速読を極めたとしても全世界の蔵書は読みつくせないと
いうことが書いてあり、新しい脳を作ることが大事という流れでした。
で、実際に速読をするにあたっては、言ってることは
フォトリーディングが良いということ?らしいです。
行き着く先は一緒ということでしょう。
新しいネタとしては、予測しながら読むという手法。
さらにワザと間違えることで脳に刺激を与えて記憶に留めるという
ワザもあり、ちょっと面白かったです。
ここに期待して本書を購入するのは止めたほうが良いでしょう。
特にフォトリーダーは。
■こんな人にオススメ
・忙しくて勉強やプライベートに使う時間がない人
・資格試験、語学試験、入学試験などがせまっている人
・仕事やスポーツなど、あらゆるスキルを短期間にマスターしたい人
・英語などの外国語がもっとできるようになりたい人
・根性論や無駄な努力が嫌いな人
・頭の良い子供を育てたい人
・簡単にできる「速読術」「記憶術」「集中力」を身につけたい人
頭の回転が50倍速くなる脳の作り方~「クリティカルエイジ」を克服する加速勉強法~
苫米地英人

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正直、脳と心の洗い方のほうが難解でした(汗)
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