内藤 誼人さんの『「人たらし」のブラック謝罪術』です。

「人たらし」って何だか悪い印象を持ちますよね。
だいたい「たらしこむ」という言葉が悪い意味でしか使わない言葉。
辞書を見ても「だまして自分の思うようにする」なんて書いてます。
ただ、本書では冒頭でこう書いています。
「人をたらしこむのは悪いことではない。」
さらに
「読者のみなさんが、そんな風に思っているのだとしたら、
それは間違いであると言っておこう」
と続きます。
その理由も書かれています。
「相手が喜んでくれることをやってあげているのだから、
感謝されこそすれ、非難される筋合いはどこにもない」
ということで、本書では「お詫びは技術!」と銘打って
危機的状況を逆手に取るいろいろな方法が書かれています。
あらゆる状況に使える「好かれる交渉術」の極意をどうぞ。
今日もクリック感謝です
■目次
1章 相手の怒りを鎮める予防線の張り方
2章 “困った状況”を脱するための回避テクニック
3章 もっと人に好かれるための“仕事術”
4章 クレーム処理でどうしても覚えておきたいポイント
5章 社内生活を“楽しく”“円滑に”するために
6章 人間関係に悩まなくてすむ“魔法のウラワザ”
■誤る前の予防線
・人の3倍働くフリをする
3倍くらい働いているように「偽装」しなさい
人は頑張っている人にさらに鞭を打つようなことはしづらい
あなたが努力する姿は、物事がうまくいかなかったときの
「保険」のような働きをするのである
・無理だ、と思ってもとりあえず席を立つ
無茶な頼みごとをされて、「無理だ」と思っても
とりあえず動いてあげよう
口ではなく、行動によって無理であることをわからせる
フットワークよく確認している姿勢をアピールすれば、
たとえ相手の思いどおりの結果にならなくとも、
満足してくれる
■誤る時にはこのワザで
・「がん首」をいくつもそろえる
一人で謝るより、人数をそろえたほうがいい。
たくさんの人が出てきたほうが、
「軽んじていない」ということを示せる
さらに怒られる一人ひとりのダメージが少ない
・怒っている相手に鏡を見せろ!
お客様の苦情を聞く部屋には、
できるだけ大きな「鏡」を置いておく
鏡に映った自分の顔を見ると、
人は少なからず冷静さを取り戻すもの
・クールフォーカス
しつこく詮索すればするほどお客様の怒りは
増幅される。質問などしないほうが良い
無関係なことに注意をむけさせるべき
・悪い報告は午後2時がベスト
お詫びをしたり、悪い報告をするなら、 午後2時
相手が「ぼんやり」している時間帯。
注意力がみるみる落ちる時間帯なのだそうだ。
・「なで肩」のやつに謝りにいかせる
心理学的に見ると、「なで肩」+「猫背」は
ペコペコする部署で最強の力は発揮する
「こんなに反省している人を、これ以上いじめるのは
かわいそう」と思われる
■その他のテク
・「しっぺ返し」戦略
皮肉や悪口を言われたときは、
軽口で冗談っぽくすぐに切り返そう
「消費税くらいまけてくださいよ」
「それなら、もうすこし買ってくださいよ」
「100%必ずやり返す」ことが重要
100%のしっぺ返しをすると、
「こいつは手ごわい」とパワフルな印象を与えられる。
その結果数回で相手は攻撃を止める
とくに社内のイヤな上司、先輩に有効な戦略
■感想など
黒い背景に、およそ日本人ではありえない人物が書いてる、
やたら目をひく本書の表紙。
これにつられて買ってしまいました。
なかなかどうして内容的には満足のいく本でした。
ここに書いたのはごく一部。
でもこれだけでも結構役に立つとおもいますよ。
先日読んだ、「となりのクレーマー」と似たような
状況を扱うものもありました。
実はかなり正反対だったりするところもあり、
なかなか興味深かったです。
人間関係の負担を少しでも減らしたいなら、一読の価値あり!です。
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■関連記事:クレーマーとの大バトル●となりのクレーマー
となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ 244)

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私はこの本は最初は一字一句読みしちゃいましたが、フォトリーディングしやすい本ですよね。
私もフォトリーディングする本を増やさなきゃ〜。
わざわざコメントどうもです。
たしかにこの本はフォトリー向きですね。
言いたいことがまとまってる感じですから。