ジョン・グレイ博士の『ベスト・パートナーになるために』です。

副題は『男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール
男は火星から、女は金星からやってきた 』です。
翻訳はあの映画監督の大島 渚さんです。
仲の良い夫婦やカップルでも、結構問題ってありますよね。
あまり表に出さないだけで。
僕自身もちゃんと話を聞いているつもりでも「話を聞いてくれない」
なんていわれたことがあります。
本書ではそういう男女のすれ違いを、「元々違う星の人だった」という
面白い切り口で語っています。
そう、考え方の基本的なロジックが男と女では全く違う。
相手がどういう考え方をして、何を求めているのかがわかれば
それに合った対応も出来ると思います。
本ばっか読んでて奥さんや彼女に注意が向いてない人、必読ですぜ。
今日もクリック感謝です

■目次
1章 男と女は違う星からやってきた
―男は“受容”を、女は“共感”を求めている
2章 「男は単純で、女は複雑」は本当か
―男は“調停屋”に、女は“教育委員長”になりたがる
3章 男は分析して満足する、女は話してすっきりする
―言葉が愛を生む、憎しみを生む
4章 相手の気持ちを上手に“翻訳”してますか?
―男と女がうまくいく“究極のルール”
5章 男の恋愛観、女の結婚観
―この“小さな気づかい”が、彼を男らしい気分にする
6章 男に自信をつける“女のひと言、会話の仕方”
―“男のやさしさ”を上手に引き出すテクニック
7章 “二人の愛”をさらに深める心理法則
―男と女の“愛情のパラドックス”
■男と女はこんなに違う
そもそも異星人で、根本的に考え方が違う!
男は「調停者」、女は「教育委員長」
男:問題が挙がってくれば解決策を提示する
女:問題には自ら首を突っ込み、いろいろ口を出す
怖いもの
男は「挫折」、女は「拒絶」
望み
男:信頼されている実感、自分で解決、達成感
女:愛され、大切にされる、同情、理解、感情移入
精神的に不安定になった時の対応
男:自分の問題に注意を集中し、閉じこもる
女:誰かに話し、理解を示してもらおうとする
■女性の不満ベスト5
こんなことを言われたら「要注意」
・「あなたは、私の言うことをちっとも聞いてくれない」
・「まるであならは「心ここにあらず」って感じね」
・「あなたは、私のことなんか少しも思ってくれないのね」
・「私はもう必要とされていないのね」
・「あなたには情というものがないのね。いつも理屈ばっかり」
■女性が愛を実感できるアプローチ
本書には98もの男ができるアプローチリストがあります。
その中から、できそうなものをピックアップしますね。
・夜、仕事から帰ったら何よりもまず彼女を抱き「ただいま」の挨拶をする
・彼女が訴えてきた悩みについてコメントしたい気持ちを抑え、
そのかわりに同情と理解を示す
・帰宅や約束の時間に遅れそうな時はかならず連絡する
・二人だけのロマンチックな小旅行に誘う(1泊程度、日帰りも可)
・一緒に行動する時は、必ずドアを開けてあげる
・トイレの便器は、「必ず」便座を戻しておく
■恋愛とは「裸の自分」と向き合うこと
どんなに愛していても、必ず相手の何かに反応して
嫌な気分になる時がある
実際には相手のその行動や態度が問題ではない
過去に自分が感じ、心の中に抑圧した問題が噴出する!
どうしてこのタイミングなのか?
愛に満たされた時に初めて過去の問題に対応できるゆとりができる。
それを潜在意識が「安全」だと判断して、意識にわかるように
過去に抑圧した感情を出してくる
■感想など
世の中の男性で、女性の不満ベスト5を全く言われたことが
無いという人は一人もいないのでは?
僕はパートナーに3つ言われました(汗)
それから、アプローチリストが良いです。
男性は必読でしょう。
出来るところからやってみてはいかがでしょうか?
98個、全部やるのは難しいかもしれませんよ。
ちなみに最後のトイレのやつ、結構重要らしいです。
百年の恋も冷める瞬間の一つに数えられていたような。
自分でトイレ掃除してみると、さらに実感が湧くと思います(汗)
男性側から見て最も難しいのは、
・彼女が訴えてきた悩みについてコメントしたい気持ちを抑え、
そのかわりに同情と理解を示す
かと思います。僕も頭ではわかっているのですが、実践となると
100%とはいかないですね。特に相手の悩みが深ければ深いほど
難しいと感じています。
これが出来るようになってから、
次の「裸の自分」と向き合うステップに入れるような気がします。
ちゃんと解決法も本書には提示されているので、ご安心を。
今回は男性側から書きました。何しろ男なもんで(汗)
でもでも、女性側の話も本書には満載です。
例えば
「男の気持ちが遠のく女の考え違い」
「二人の関係にとどめを刺す、女のこんな「言葉のナイフ」
「彼の警告信号を無視しないこと!」
とか。
ちょっとでも興味を惹かれた方、男女を問わず
すぐに読んでみることをオススメします。
(amazonだと新品で560円、中古で200円ほどで入手可能です。
一生役にたつと思えば安いもんだと思いますよ!)
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■関連本
完全版 ジョン・グレイ博士のほんとうの愛が手に入る本

ベストフレンドベストカップル (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)

結婚前の女性にはこちら。
ジョン・グレイ博士のこの人と結婚するために―恋の始まりからプロポーズまで相手の気持ちを離さない愛のルール (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)

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> 男:問題が挙がってくれば解決策を提示する
これ、すごく分かります。
でもそんなことを求められていなかったりして、どうすればいいんだ!となってしまうことが・・・。
またもやご紹介ありがとうございます。
確かに2日連続でかぶるというのも珍しいですよね(笑)。
この本は、ホント男性の皆さんには読んでいただきたいと思います。
特にモテたい人(笑)。
男はほぼ自動的に解決策を考えに入りますからね。
だまって聞いて、共感するってなかなか。
僕も「ただ聞いてほしかっただけなの〜」
とよく言われております(汗)
smoothさん、こんにちは。
モテたい人は、必読でしょうね。
合コンでチカラを発揮しそうです。
もうそんな機会はありませんが(笑)
ちなみに男が黙ってしまった時に
何考えてるかわかんな〜いって女性は
多いと思います。そういう方にも読んでほしい。
過去何度となく、「黙ってないで今どういう状態か
説明して!」といわれたことか(泣)