石黒 由紀さんの『ドキュメントハックス』です。
![ドキュメントハックス-書かない技術 ~ムダな文書を作り方からカイゼンする~ [マイコミ新書] (マイコミ新書)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/11RHGDUNVZL.jpg)
副題は「書かない技術 ムダな文書を作り方からカイゼンする」です。
本書は単なる文章術の本ではありません。
そのドキュメントが必要かどうかから始まり、書くとなったら限られたリソースでどうやって効率的に書き、運用していくのかのスキルや工夫が目一杯詰っている本です。
社内ドキュメントの作成って確かに手間隙かかりますよねぇ。
こりゃ早速読んでみませんと。
今日もクリック感謝です
■目次
第1章 ドキュメントを活かす
―働くドキュメント
第2章 品質とプロセス
―ゴールを共有する
第3章 企画・設計のハックス
―ゴールを決める
第4章 執筆のハックス
―ドキュメントを実態化する
第5章 チェック・修正のハックス
―達成度を確認する
第6章 運用・メンテナンスのハックス
―使ってもらう・読んでもらう
ドキュメントとは?
ドキュメントはコミュニケーションのためのツール
ドキュメントでコミュニケーションを効率化、活性化させる
情報という視点で見れば、ある時点での情報を切り取ったもの
書かない技術
ゼロベース、かつ投資効果で考える
その情報をドキュメント化しないことのリスクの検証
たとえリスクがあっても、ドキュメント化するよりも
少ない労力で対応できる(費用対効果が良い)
⇒書かないことを選択すべき
例えば、関係者が少なく情報量が少ない場合には
口頭で伝えることを選択することもできる
書く技術
▼ドキュメント化のプロセスは「V型」
1.企画 5.運用
2.設計 4.チェック
3.執筆
ソフトウェア開発や住宅建設に似たプロセスとも言える
▼企画段階で重要なこと
●ゴールの設定
ゴール=ドキュメントの品質
やればやるほど良くなるという幻想を捨てる
限られたリソース、この場合は人と時間で出来る品質を決める
人の評価尺度はまちまち
⇒全ての人の100点を狙わない
●読み手を定義する
ドキュメントの「売り文句」を考える
読み手のメリットは何か?
FreeMind(マインドマップ用のフリーウェア)やベツヤクメソッドなど
使えると思ったツールは何でも使う
▼執筆段階で有効な5つの手法
- 1文で説明することを1つに絞る
- 主語を忘れない
- 1文の文字数を抑える(MAX50文字)
- 結果を書く
- 目で見た印象を大切にする(余白の活用)
感想など
SEという仕事柄、毎日のようにドキュメントを書きます。
そもそも、このドキュメント必要?なんて思ったこともしばしば。
ドキュメント化に向けての評価基準は会社の論理だけかと思ってました。
だから、こういうドキュメントへの評価の基準自体の設定という手法には
まさに「目からウロコ」でした。
この本のエッセンスを活用できる場面は相当多いなと感じました。
ソフトウェア/システムの開発に従事している人や、マニュアルを作成する
仕事をしている人には、非常にためになる本なので、オススメです。
また学生で論文を書くことが多い人も読んでおいて損は無いかと。
ドキュメントハックス-書かない技術 ~ムダな文書を作り方からカイゼンする~ [マイコミ新書] (マイコミ新書)
石黒 由紀
![ドキュメントハックス-書かない技術 ~ムダな文書を作り方からカイゼンする~ [マイコミ新書] (マイコミ新書)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/11RHGDUNVZL.jpg)
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私もSEの端くれとして興味津々な一冊です。
体裁だけの不要なドキュメントを撲滅したい
今日この頃です。。。
不要ドキュメントの撲滅、是非目指したいところですね。ドキュメント完成後の運用もしっかりと考えておくのが大事とは本書で初めて意識しました。