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ダメな議論@飯田泰之

 今回のフォトリーディングのターゲットは、飯田泰之さんの『ダメな議論』です。

ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)

先日読み、このブログでもご紹介した、三輪裕範さんの
『人間力を高める読書案内』の中で紹介されていた1冊本書。

勝間和代さんの、『自分をグーグル化する方法』でも知の3点測量法が
紹介されていましたが、それにも役に立つだろうということで
本書を手にしてみました。

「最近の若者は・・」とか、「バブル悪玉説」がどうおかしいのかなど、論理的に考えてどこを押さえるべきなのかが見えてくる1冊です。

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目 次



 第1章 常識は「何となく」作られる
 第2章 ダメな議論に「気づく」ために
 第3章 予想される「反論」に答える
 第4章 現代日本のダメな議論
 第5章 怪しい「大停滞」論争


概要紹介



■ダメな議論に「気づく」ために
 私たちは議論のさいに、最終的に支持するのは
 その場の空気などの「なんとなく」である場合が多い
 その説の妥当性や実効性よりも多くの人の気分に
 かなうことが常識となっていく

例)
 成功の秘訣は何か?

  高い年収を得ている人が支持する答え
  ⇒「努力」

  そうでない人が支持する答え
  ⇒「幸運」や「生まれつきの能力」


■ダメな議論に「気づく」5つのチェックポイント

 以下の5つのチェックポイントは

・明らかに誤りである主張を見抜く
・根拠が不足している議論を「怪しい」と感じる

 ためのもの。

 誤った議論からの自発的脱出を容易にする


▼単純なデータ観察で否定されないか?
 少年犯罪は近年増加している、というのは誤り
 戦後からの犯罪件数データを見れば明らかに減り続けている

▼定義の誤解・失敗はないか?
 例えば景気拡大と好況の定義は全く異なる
 内閣府の出す景気拡大は方向性(前月より改善したか否か)
 好況は潜在GDPよりも実質GDPを上回った状態
 そして、メディアで言う「好況」はどちらとも定義されない
 状態で論議されている
 というか発言者が自分なりの定義で話をしているだけ
 

▼無内容または反論不可能な言説

 例)
 『「ゆとり教育」と「生きる力」のバランスが今後の
 日本の教育の課題であろう』

 一見もっともらしいがそれらしい言葉だけが並び内容は無し


▼比喩とたとえ話に支えられた主張
 定義が正しい主張でも数値化できないものを論拠としている
 場合には比喩やたとえ話が使われる
 それ自体は間違いではないが、実証的な分析がなされないものは
 論拠が十分ではないとみるべき
 
 ビジネス系月刊誌によくある「歴史上の人物」にならう経営戦略とかは
 読者の気分にかなうその人物の事例を挙げるだけ、というのが少なくない


▼難解な理論の不安定な結論
 アカデミックな学者向けなので説明は省略



感想など



 今まで自分がいかに論理よりも気分で判断していたのか
とてもはっとさせられる本でした。
特にビジネス月刊誌の話には「参りました」という感じです。
常に逆の事例が無かったか考えたりする習慣を持つことが自分とては
必要なようです。

ここで紹介したチェックポイントを使って、以下のような話を
実際にどう扱うのかを解説しています。
・「最近の若者は論」
・「バブル悪玉説」
・「経済政策提言」
・「国際競争力」
・「食料自給率」

1つでも興味があれば「買い」の1冊でしょう。

ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)
飯田 泰之

4480063323

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ここまで読んでくれて、ありがとうございました。

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