シンプルマッピングだ、1冊にまとめろだ、本当にたくさんあるの
で、迷ってしまう人も多いかも、と勝手に心配してしまうほど(笑)
今回取り上げる『3本線ノート術』も、もろノート術の本です。
このノート術は、難関校向け進学教室の学院長である橋本 和彦さん
が、勉強ができる子とできない子の違いの観察から生まれた、できる
子の思考法を、だれでも使えるようにノート術に落とし込んだもの
なんだそうです。
そんなわけで、先に子供向けにも「3本線ノート術」の著書が出版
済みなんだそうです。で、その本を見た親のほうからも
・仕事の効率が驚くほどアップした(20代・事務)
・仕事のプロセスが「見える化」できて、課題もクリアになった(40代・管理職)
・たくさんの情報をきちんと整理できるようになった(30代・営業)
なんていう感想をもらったのが、今回の出版の理由になったのだとか。
本の性質上、3本線をどう使うのかを書いてしまっては身もふたも
ないので本を見てもらうとして(表紙見れば少しわかりますが)
ここでは、感想だけをお伝えします。
3本線を引くという、最大のポイントは、すべてを3ステップ(また
は3ステップ以上)で考える、ということになると思います。
しかも、こういう思考法そのものが子供のころにベースが出来てい
て、大人になってもそれが変わらない。それゆえに、ベースとなる
思考法そのものを、ノート術という形で定着させることは、確かに
意味があるなぁ、と思います。
例えば、ニュースなどを見て「大雨でがけが崩れました。その結果
がけの下にあった家が壊れました」という、表面的な原因と結果だ
けで思考をストップしてしまうのが、ごく普通のレベルの思考法で
す。勉強で言えば九九を暗記した、3×3の答えがわかる、という
レベルですね。
これだと、単純に出来事を表面的に知っているだけで、それ以上に
は思考が発展しません。大雨の原因はなんだろう?とか、壊れた家
をどう直していったら良いのかとか、そもそもなんで崩れる対策を
していなかったのか、はたまた、なんでそんな危険な場所に家があ
るのか、など、1つのニュースでもさまざまな視点から考えること
ができますよね。こういう、何かに対して、もう一段突っ込んで考
えることが大切で、それをノート術という形でうま〜く表現してい
るのが面白いです。
個人的には、3本の線というと、最初は色わけかな?と思っていた
んで、良い意味で裏切られたのが印象的でした。ノートの見開き2
ページを3本の線で区切るのがこの3本線ノート術なんですが、
その3本の線の、微妙な引き場所が、ちゃんと練りこまれている感
があるんです、これが。この微妙な感覚は、ぜひ本書でお確かめ下さいね!
3本線ノート術
ちなみに、このノート術、勉強だけでなく、時間管理、問題解決、
そして発想力を鍛える、メモ、ビジネス英語学習、自己紹介、そし
てプレゼンの構成まで、多様な使い方を実例付きで紹介しています。
興味のある方はぜひ!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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